ひずみ抜き
ひずみ抜きのメリット
川勝鉄工所ではリフターやコンベアなど重量があり、かつ正確に組み付けをする必要な仕事を多くお任せいただいています。
仮にひずみがあった場合、現場ではボルトを締めにくいためプレスなどで押す必要が出ます。
そのように、ひずみが無ければ現場仕事がとてもスピーディーになります。
当社に溶接など加工を依頼された場合、溶接の熱で材料がひずみます。そのため、加工後にひずみを抜いて納入いたします。
また、よくあるお話ではありますが、納入された材料自体がひずんでいることも多々ありますので、加工前にひずみを抜いてから対処いたします。
ひずみを識別できますか?
こちらにある約2mほどの材料ですが、ひずんでいることはお分かりでしょうか?
右にある材料は明らかにひずんでいます。約10mmほど曲がっていると思います。
では左側の材料はどうでしょうか?
こちらも実際はひずんでいます。約2mmほど。実際はS字のように曲がっています。
このようにわずかな「ひずみ」も実際に組み付けをしたときにスムーズになるよう真っすぐに矯正いたします。
ひずみ抜きは機械の力を利用して、人の手で曲がり具合をのぞき込んで真っすぐ直す技術です。
ひずみ抜きの流れ
まず、ひずみ矯正機に材料をセットします。
そして、ひずみの具合を目で確認しながら、機械の圧力でひずみを矯正していきます。
ひずみに合わせ、向きを変えるなどして、何度も真っすぐになるよう行います。
最後は糸やストレッチで真っすぐかどうかを確認します。
自社製のひずみ矯正機を使用。溶断屋さんから、ひずみ矯正機をオーダーいただきます
ひずみ抜きについて、造船関係では他の方法でひずみを抜いています。
その方法は火を焙りながら水をかけて行うという熟練工しかできない難しい技術です。
川勝鉄工所の技術は自社製のひずみ矯正機を使用しながら行います。
鉄板を切る溶断屋さんにニーズがありまして、技術指導も合わせてサポートいたします。
動画紹介
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川勝鉄工所の誇りある考えと技術を紹介いたします。
当社は製缶業の領域を超えて、組付けや加工など1ストップでお客様のお役に立てれます。